LP制作で独立した。作品サイトも立てた。でも、最初の1件が取れない。 — これは独立後3ヶ月間、多くの個人事業主が直面する壁です。
本記事は、PiyoLP 創業者自身が「実績ゼロ → 初受注」までに通った道を 7ステップで解きほぐしたもの。使ったツール・語り方・値付けまで、具体的に書きます。
Step 1. ポートフォリオを"架空の事業"で揃える(Day 1-7)
実績ゼロの最大のハンデは「提案時に見せるものがない」こと。 実案件を待つのではなく、架空の事業のLPを3〜5本作って公開します。
ポイント:
- 業種を散らす(美容室・整骨院・税理士・飲食など、異なる世界観で)
- 「架空の店舗です」と明記する(景品表示法違反を避ける)
- ドメインは
portfolio.yourdomain.comサブドメインで十分 - 各サンプルの URL を公開(ココナラ出品・SNSプロフィールに貼る)
PiyoLP は6業種のサンプルを作りました。 見せられるものがあるだけで、問い合わせの質が変わります。
Step 2. サービスの"範囲と価格"を明文化(Day 7-10)
「LP作ります」だけだと、何を含むか・いくらかが相手に伝わらない。 以下を明示した料金表を作りましょう。
- プラン(3つまで): 値幅で選択肢を与える
- 含まれるもの/含まれないもの: 期待値ギャップを防ぐ
- オプション一覧: 加算ロジックを明示
- 納期の目安: 営業日ベースで
- 修正回数: 無料範囲を明記
この透明性が、他の「安さだけのフリーランス」との差別化になります。
Step 3. ココナラ・ランサーズに出品(Day 10-14)
クラウドソーシングは玉石混交ですが、最初の1件を取る場としては最適です。
- ココナラ: デザイン寄り・個人事業主向け案件が多い
- ランサーズ: 法人案件・継続案件のチャンス
出品ページの作り方は、PiyoLP の制作サンプルや料金ページをそのまま参考にしていただけます。
ポイント:
- 手数料分を含めた価格設定(ココナラは22%手数料)
- 業種別・機能別の差別化(「予約込み」「LINE通知込み」など)
- 丁寧なやり取りで★5 を積み上げる(最初の10件が勝負)
Step 4. SNS で「制作プロセス」を発信(Day 14-30)
X / Instagram で、制作過程を毎日発信します。目的は「信頼の蓄積」。
- 毎日1ポスト(X): Tips・実績・小ネタなど
- 週3ポスト(Instagram): 画像付きで世界観を出す
- ハッシュタグ:
#LP制作 #個人事業主 #Web制作を含む
1ヶ月でフォロワー100〜300人程度は、コツコツやれば到達します。 そこから問い合わせが来る段階まで、2〜3ヶ月。
Step 5. 最初の5案件は「赤字覚悟」で(Day 30-60)
受注したら、時給換算で赤字になっても完璧に仕上げるのが最大の投資。
- 想定工数の2倍かけても、丁寧に対応する
- 納期よりも早く納品する
- 納品後2週間はサポートを惜しまない
- レビューを書いてもらえたら★5は死守
最初の5件のレビューが、次の20件の呼び水になります。 「この人に頼みたい」という声の積み重ねだけが、事業の地盤を作ります。
Step 6. 事例ページを育てる(Day 60-90)
納品したLPを「実績」として公開許諾をもらい、自社サイトに事例ページを作ります。 これだけで、問い合わせ数が3倍になることもあります。
事例ページに含める情報:
- 業種・エリア(氏名は任意)
- 依頼前の課題
- 制作した内容(プラン・オプション・納期)
- 納品後の変化(数値があれば最良、なくても"仕組みが入った"で良い)
- 公開URL(可能な場合)
公開許諾が取れない場合は、匿名化した「事例紹介」でもOK。
Step 7. 値上げと選別を同時にやる(Day 90-)
実績が10件を超えたら、以下を同時に進めます。
- 値上げ: ¥49,800 → ¥69,800 → ¥98,000 と、3ヶ月ごとに1段階
- 選別: 相性が悪い案件は断る(予算 × 機能がアンバランスなど)
- ストック化: 月額保守プラン(¥5,000〜)で安定収入を積む
安くで量を取る段階から、適正価格で質を取る段階へ。
よくある失敗
- 最初から完璧な値付けを目指す: 最初の5件は実績作りと割り切る
- ポートフォリオに時間をかけすぎる: 3本用意したら即公開、あとは徐々に増やす
- SNS がうまくいかないと止める: 3ヶ月は結果が出ないのが普通、半年は続ける
- 安請け合いを続けすぎる: 10件経過時点で値上げしないと、時給が固定される
まとめ
実績ゼロから初受注までの"不安な時期"は、 長くて3ヶ月、短ければ2週間です。 その間、架空のサンプル × クラウドソーシング × SNSの3本柱を同時進行で回しましょう。
1件取れれば、2件目は早く。10件取れれば、あとは値上げと選別のフェーズ。 焦らず、でも止まらず。
PiyoLP は、この記事の"3本柱"を実践するための材料(仕様シート・契約書テンプレ・広告コピー)を 全て Git リポジトリで公開しています。ご自身の事業でもご活用ください。